文豪ストレイドッグス DEAD APPLEを知らない子供たち
3月は合計13作品読みました。
以下一覧↓
【小説】
・太宰治『お伽草子』
・田山花袋『蒲団』
・江戸川乱歩『鏡地獄』
・芥川龍之介『杜子春』
・太宰治『駆込み訴え』
・国木田独歩『恋を恋する人』
☆田山花袋『少女病』
・森鴎外『じいさんばあさん』
・芥川龍之介『あばばばば』
・岩畑ヒロ『文豪ストレイドッグス DEAD APPLE』
【その他】
・中原中也『心理的と個性的』
3月のイチオシは田山花袋『少女病』とです。
『私の個人主義』はリンク先に感想UPしているので、ぜひ読んでみてください。
田山花袋は蒲団』と迷ったんだけど、より変態的だった『少女病』の方を選びました(笑)
(以下、薄字でネタバレあり)
田山花袋『少女病』
主人公は美人・ブサイク問わず若い女が大好きな中年男。
“この男は若い女なら、たいていな醜い顔にも、眼が好いとか、鼻が好いとか、色が白いとか、襟首が美しいとか、膝の肥り具合が好いとか、何かしらの美を発見して、それを見て楽しむのである。”
やだよーー気持ち悪いよーー(笑)
『蒲団』の主人公もそうですが、田山花袋は冴えない中年男を書くのが異様に上手い。
この変態たちが表面上は普通に社会生活を送っているというところもリアル。
他人がどんな内面世界を持っているかはその人にしかわからない、ということですね。
まさかこの男が女性に見惚れて転落死したなど誰も想像できないでしょう。
いやー、田山花袋いいですね。
これからどんどん開拓していきたいです。
そんなわけで今月の一文はコレ!
“どうせ文学を遣ろうというような女だから、不容色に相違ないと思った。”
(田山花袋『蒲団』より)
う、うるせーー!!

笑
文豪ストレイドッグス DEAD APPLEのダンスパーティー
先ほど朝から観に来ていた「さよならの朝に約束の花をかざろう」
これから家に帰ろうと思っている状況なんですね。
明日しっかりと有給休暇を取ることができていれば
レイトショーで「ダウンサイズ」を観たかったのですがね。